2009年 01月 29日
先ずは写真展の案内状(ポストカード)製作から。
写真展準備で最初に着手する作業が、「写真展案内ポストカード」の製作です。

ポストカード製作は、「通販印刷」で作成する事にしました。

高級印刷用紙のミラーケント紙(220Kg)を選択して、高精細(240線)両面フルカラー印刷で作っても、1000枚刷って1万円です。 一枚10円ですよ! 
浮いた数万円を展示物の充実に充てられるだけでも、それだけでも自分達で苦悩する価値は十分にあります。

お金さえ払えば、デザイン作業から入稿・印刷までをデザイン会社やデジタルコンビニが代行してくれます。
その金額は決して安くは無いけど、それでも仕上がりは間違いなく「それなりに」良いです。
僕らはそれぞれ仕事も忙しいし、余暇は「撮影」や「家庭サービス」に当てるべきだろうから、
業者に丸投げするのも、もそれはそれで懸命な選択だとも考えました。

2007年3月~9月、私(Hoshino)は全国6都市のキヤノンサロンで個展を開催させてもらいました。
厳しい審査さえパスすれば、後はかなりの部分をキヤノンさんがサポートしてくれます。
ポストカードは、無料で8000枚印刷して自宅まで送ってくれました。
写真展オープニングの前日に、業者によって展示作品は銀座まで運ばれ、
業者によってたった1時間で飾り付けられました。
地方会場での展示に掛かる作業(展示・輸送)も全て無料で代行してくれました。
最後に沖縄の病院に全作品を寄贈したんですが、その発送費も負担してくれました。

私は結局作品の製作費を負担しただけです。
審査に受かって、キヤノンさんから2通の封書が来て、数回のメールでのやりとりを経て、
そして全てが「業者」によって進行した個展でした。

夢の様な半年にわたる巡回写真展を終えて、
そしてそれが「夢の様な」感じだったのは、『自分で何もやって無い』からだと気付きました。

面倒くさいけど、大変だけど、稚拙かもしれないけど、
このグループ展を経て、試行錯誤して、少しでも僕らは成長したい。
知らない事ばかりだし、時間もお金も沢山かかる。
でも、今まで知らなかった事にチャレンジするって楽しいし、何より自分達でやり遂げたという達成感を味わいたい。
打ち上げパーティーの美酒に酔うには、やっぱり3人で汗をかかなきゃいけないと思う。

だから、ポストカードのデザインから入稿まで、自分達でやらなければならないと思ったんです。
メンバー誰もが印刷の事なんか何も知らなくて、イラストレーターだってそんなに詳しいわけじゃ無い。

でも、そんなの「今までやった事が無いから知らない」だけなんです。
特殊な事ですから、「知らなくて当然」なのです。

「知らないから」は逃げだと思います。
「知らない」を「知りたい」に切り替えるだけで、「知らない苦痛」は「知る楽しみ」に変わるんじゃないかな。

通常グループ展だとそれぞれの写真を並べたポストカードにしますけど、僕らはあえて写真を1枚にしました。
大きな写真1枚の方が、「猫の写真展」である事をより伝えられると考えたからです。

写真の作者はH2です。これは、H2の写真展デビューへの僕らからのエールでもあります。

一見するとカワイイ普通の子猫写真ですが、その足元は廃墟のようなコンクリートと石。
希望に満ちた子猫の視線と、およそ不釣合いなゴツゴツしたその居場所。

イイじゃないか!
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by tokyonekogatari | 2009-01-29 18:18


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