2009年 01月 14日
「ル・デコ」である意味。2
コンテストや腕自慢なら1枚で勝負だ。
運か実力かは別として、現時点での最高の1枚を出せば良い。

大人数でのグループ展なら、3枚が良い。
同志と共に日頃の成果を発表する場がグループ展なら、自己紹介には3枚が良い

個展なら30枚から40枚。
写真人生の集大成、もしくは、折り返し点や節目で開催するのが個展なら、
「写真は生き方」だとしたら、自分の生きた証を表現するには30枚は欲しい。

1枚でも3枚でも30枚でも無い、少人数のグループ展は微妙だ。
とっておきの1枚も見て欲しいし、自己紹介もしたいし、テーマも完結させなければいけない。
眠れぬ夜を幾つ重ねても、15枚以下に絞るのは難しいだろう。

僕らのプリントは、A-3で見て欲しい。
街の湿感、温度、風、音、ニオイ、、、タバコの吸殻から壁のシミの一つまでが重要だから、
些細な出来事や変化を感じてもらうのには、大きなファインプリントが良い。

写真ギャラリーは今、減少の一途を辿っている。
かつては一流商社が本社の一角を無料で広く開放したギャラリーもあった。
S●nyやP●nasonicのように、一眼レフを売りながら常設ギャラリーを持たないメーカーまで現れた。
「写真展開催」に対する憧れや夢も、やがて過去の価値観になって行くんだろうな。

東京で、ある程度の面積のある写真ギャラリーを探すのは難しい。

少しハードルを下げて、区営の文化センターなどで先着順や抽選で会場を押さえてもいいんだけど、
地方のいつも何もやってないデパートの催事場を無料で借りてもいいんだろうけど、
そういう場所だからこそ、広く皆様に見て頂けるんだと、、、、頭ではわかってるんだけど、
そう割り切って下見に行っては、やっぱり手ぶらで帰ってきてしまう。

3人でA-3プリント各15枚、計45枚を並べるには、展示壁面の総延長が30メートルは必要だし。
写真展会場のフロアーには「写真展を見に来た」人だけがいるのが良い。
僕らの「静かな写真」は、ざわついた場所ではその半分しか想いが伝わらないから。
関東全域はおろか、新幹線で駆けつけてくれる人達の事も考えると、
地域は銀座、青山、新宿、渋谷界隈が良い。

「ル・デコ」。

漂流し果てて、この孤島に辿りついた。
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# by tokyonekogatari | 2009-01-14 14:49
2009年 01月 10日
「ル・デコ」である意味。その1
渋谷の街にありながら、此処だけぽっかり昭和の良き時代。
そんなギャラリー「ル・デコ」のエレベータはシンドラー社製。
レトロな⑤のボタンを押せば、ぎこちない動きで異空間へと誘う。
あるいは階段もステキだ。6フロアー全てがギャラリーになっているこの古いビルの階段は、
まさしく部活をサボる写真部員がたむろするに相応しい景色だ。

5階までやっとの思いでたどり着いた皆様を待っているのは、真っ黒に塗られた部屋だ。
黒い背景は、私達の実力よりも5割増しに写真を魅せるだろう。

だからと言って背景が黒ければ好い訳ではない。

例えばキヤノンギャラリー銀座。
入り口の自動ドアが開いた瞬間、天井まで真っ黒なその部屋の全容が見渡せる。
その威圧感は、写真展の内容によっては観る者を立ち竦ませ、そして拒むだろう。

私達の写真がずらっと並んだ面圧は、ずっしりと重い。
真っ黒な薄暗い壁に並べれば、なお重く感じるだろう。

でも、ギャラリー「ル・デコ」は複雑な壁面や柱に邪魔されて全容を見渡す事ができない。
だから、複雑な壁に沿って一枚一枚観て行くしかない。
途中で「重く」感じたら、柱の陰に隠れれば良い。
あるいは階段に出てサボれば良い。

昭和の趣のビルには、隠れる場所がたくさんある。
だから、サボりながら自分のペースで写真と語り合えるはずだ。
だから、何時間でも居たくなる空間なんだと思う。

僕らが愛するTOKYOみたいに、ギャラリー「ル・デコ」は見渡せない。
僕らが愛する「猫たちの東京」に、お似合いな空間だと思う。
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# by tokyonekogatari | 2009-01-10 01:00
2009年 01月 09日
CAT THEATER 上野昌子写真展 (終了しました)
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「写真は、記録というより記憶に近いもの。
移ろいゆく瞬間から、永続するもうひとつの時間をつくり出すこと。」

「CAT THEATER」を端的に表現した上野昌子さんのコメントです。
上野さんは、毎年同じギャラリーで、同じ時期に写真展を開催されてます。
そして、一貫して銀塩モノクロ写真での猫写真に拘っています。
(モノクロでも「銀塩」とあえて言わなければならない時代になってしまいました、、、)
モノクロフィルムからモノクロペーパーに焼き付けられた、かつては当たり前だった「銀粒子が生み出す黒」は、インクの黒に馴れたデジタルな目にはかえって先進的にすら感じることでしょう。

「CAT THEATER」には、とても不思議な写真がちりばめられてます。だまされないで下さいね。(良い意味ですよ!)

昨年までのシリーズ(劇場)では、フィルムでの撮影なのに引き伸ばしの段階で合成された写真がごく自然に混ぜてありました。Photoshopでの合成は、「自然に見せる為にごまかす」からますます不自然になるんですが、フィルムでの合成は、不自然なのが返って自然なんですよ。その辺りが人間の目の厄介な所でもあり、凄いところでもあります。美術学部卒の上野さんにとっては、ごく自然な写真表現のひとつなんでしょね。

そして、今回の劇場の幕が開いてビックリ!
今回は、全ての作品が縁あって同居する事になった推定14歳の愛猫写真。
しかも、全てが自宅での撮影なんです。

「自宅で?」

作品を見た者は、大抵そう思うでしょう。
それもそのはずです。
今回は、プリント時の合成じゃなくて、もっと古典的な手法を用いて撮影されてます。
ご自身も、こうして作品群にしてみるまでは、不安だったそうです。
なにせ、毎年このシリーズを楽しみにしているファンも沢山いる訳で、
今回はガラッと手法を変えて良い意味で裏切ってくれた訳で、でも、それが本当に成功だったのかは、幕が開いてみないと判らなかったわけですから。

どういう秘密があるかは、これからご覧になられる方々の為に此処では触れません。
会場で上野ワールドに触れて下さい。

上野さんはアナログ写真家らしく、パソコンは好きじゃないそうです。なので、HPやブログへのリンクは有りません。おまけにギャラリーJyさんもHPが無いのです!あっぱれ!

なので場所はこちらで御確認下さい。


「CAT THEATER」上野昌子写真展

会場: ギャラリーJy 東京都港区北青山2-12-23 Uビル1F (青山ベルコモンズ裏)
会期: 2009年1月13日~2月1日 (12:00~19:00、月曜休館、最終日は17:00まで)終了
*1/15写真展を拝見して一部加筆しました。*

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# by tokyonekogatari | 2009-01-09 01:12 | 猫の写真展 ご紹介
2009年 01月 08日
猫の写真展を告知宣伝しましょう!
どんなに素晴らしい写真展を開催しても、それを「観たい!」と思ってる人に伝えなければもったいないと思います。そして、僕たちも、沢山の「猫の写真」に出会いたいと思っています。

主に関東地方で開催の猫写真展を、こちらでご紹介させて頂きたいと思います。
【他の地域もOKですが、関西方面の案内はひびいろいろ-大阪下町風味の猫写真-の情報が充実しています。尚、「ひびいろいろ-大阪下町風味の猫写真-」さんでは自薦の宣伝・告知は行っておりません。ごとーさんの目に留まった情報のみが紹介されております。】

「猫写真展」に関する情報をお持ちの方、自薦他薦を問いませんので下記アドレス宛てに「写真展詳細、リンク先、御連絡先(メール等)」を御記載の上、お知らせ下さい。

hoshinowanganneko3●yahoo。co。jp

(● は@ に 。 は . に変えて下さい)

規模の大小は問いませんが、「猫の写真展」もしくは、「猫写真の展示が主な展示会」に限らせて頂きます。
尚、極力ご要望には応じさせて頂きますが、掲載の可否に関しましては、全てこちらで判断させて頂きますのでご了承下さい。又、当事者及び第三者に対し、著しく不利益をもたらすと判断した場合は、予告無く掲載記事を削除させていただきますのでご了承下さい。
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# by tokyonekogatari | 2009-01-08 15:00 | 猫の写真展 ご紹介
2009年 01月 07日
「東京 猫語り」 写真展開催決定! (1/17現在の情報)
企画書

写真展タイトル: 「東京 猫語り」~誰も知らない 猫たちの東京~

開催場所:     渋谷 ギャラリー ルデコ 5階及び4階 

会期:      メイン会場(5階) 2009年5月12日(火)~17日(日) の6日間
           サブ会場(4階) 2009年5月15日(金)~17日(日) の3日間
              【つまり5月15日(金)~17日(日)の3日間は2フロアーでの展示です】

出展者:     「東京 猫語り」メンバー3人(Hoshino, MAR, H2)

作品数:     5階: A3銀塩プリントメンバー各15点、  計45点(予定)
           4階: 超特大からキャビネサイズ程度まで大小あわせて60枚程度(予定)
              【つまり、週末の3日間は、総展示枚数100枚以上になります】

その他:     メンバーが各自製作したオリジナルポストカードを販売します。(予定)

(内容は都合により変更になる場合もあります。)
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# by tokyonekogatari | 2009-01-07 13:00