人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2009年 01月 07日
ご挨拶
2008年6月、殆ど奇跡のように僕たち3人は出会いました。

お互いに、それぞれのブログのコメントでの親交はあったのですが、、、、
お互い他にも沢山のネット友達がいた訳で、、、、
この3人だけで顔を会わせる事になったのは、本当に猫の神様のいたずらとしか思えません。

何度か会ううちに、僕たち3人にはいくつもの共通点がある事に気付きました。
地方出身であり、家族構成が同じであり、頑固で、生意気で、、、
そして「猫の写真を作品に昇華させたい」という熱い思いを持っている事でした。

そんな僕らでしたから、2回目の月例ミーティング(と言う名の呑み会)で「3人で猫写真展をやりましょう!」という流れに至ったのは、至極当然の事でした。

その為の先行準備として先ず「東京 猫語り」を立ち上げたのが昨年の7月です。ブログの目的は、3人の不退転の決意表明としての公開交換日記です。ブログ更新を通して、「猫、東京」という2つの単語だけを頼りに、お互い手探りで試行錯誤するのが狙いでした。
それは、写真展で一番重要な「テーマ」を導き出すまでは、写真展をやってもただの「内覧会」になってしまうと考えたからです。

想いを言葉にして、そしてその言葉から新たな想いが生まれ、やがてそれは映像に昇華し、そして新たな物語を紡ぐ。

「誰も知らない 猫たちの東京」

たった12文字をしたためるだけで、写真展への流れは現実のものとなりました。
僕らの表面しか見てない人達には、少し誤解されやすい表現なので補足しておきます。

「変わった写真」、「インパクトのある写真」、「トリッキーな写真」、「テクニカルな写真」、
という意味では決してありません。

究極を目指して、あるメンバーは週5日、朝から夜まで撮影に出ています。写真なんて沢山撮らなきゃ昇華しない芸術ですから、確率的に「スゲー」写真が撮れても当然ですよね。だから表面的に見て「見たことも無い」写真が沢山撮れます。でも、それが狙いでは決してありません。

例えば、繁華街。夜は酔っ払いの憂さや悪酔いの代償があふれ、始発が動き出すと街は死んだように眠りにつく。その時間帯の街は汚く、そして怪しく、決してフォトジェニックではないですよね。でも、そこにも悲喜交々の人間模様に寄り添うように、虐げられながらも逞しく野良猫達は暮らしています。
そんな猫たちの暮らす東京を見た事がありますか?

例えば、カビ臭い下町のビルの隙間。普通だったらオモチャやカリカリで、判りやすい場所に猫を誘導して人間の勝手なイメージで撮影しますよね。
でも、なんでこんな場所に野良猫が潜まなければならないのか、どうしてそれでも穏やかな顔をしているのかって想いを巡らすだけで、苔生したモルタルでさえも、東京という舞台の書割になるんです。長屋が写って無くても、東京の下町は表現できるんですよ。
そんな猫たちの東京を見た事がありますか?

例えば、雑草が生い茂る埋立地。「どうしてこんな場所で?」って言うような、住宅も無く生活の気配さえない場所だからこそ、野良猫達が安心して生きて行けるという皮肉な現状があります。そして、そんな不便な所にさえ、毎日毎日給餌に来る優しい人達がいます。美しくも儚い遠い遠い街明かりと、猫たちの暮らす深い深い闇。
そんな猫たちの東京を見た事がありますか?

僕らが撮りたいのは「東京にいる猫」じゃありません。
僕らが撮りたいのは「猫たちの暮らす東京」なんです。

想いばかりが先行して、まだまだ経験不足な3人です。
そんなもの、全く表現できないかも知れません。

でも、こうして写真展に向けて動き出します。

いつも「東京 猫語り」をご高覧頂いています皆様に、共に写真展までのライブ感を味わって頂きたい。
そして、今後写真展を開催したいと考えてる人達の、少しの勇気と参考になれば嬉しい。

そう考えて、たった6日間の写真展までの、長い長い道程をこのブログに記録して行きたいと思います。

宜しくお願いいたします。

「東京 猫語り」メンバー一同

ご挨拶_c0194541_16393193.jpg

写真:「東京湾岸のねこたち」展(2007年)より。

by tokyonekogatari | 2009-01-07 12:00


<< 「東京 猫語り」 写真展開催決...