2010年 12月 03日
「東京猫物語」と共に、新○さんや岩○さんとは全く違うスタンスで猫をモチーフとした写真の新たな地平を目指し切磋琢磨しあって来た「猫街猫路地」の蔵人さんとTakaさんがエプソンイメージングギャラリー エプサイトの公募審査に通りました! エプサイト(公募)では、Hoshino(2010年2月)を皮切りに、2010年12月に曽根原さん、そして3期連続となる「猫をテーマにした」写真展開催です。 正直、私もつい数年前までは「猫の写真なんて安易だ!」と思っていましたし、、、 自分自身猫写真にはまってキヤノンギャラリーでの個展が決まった時でさえいわゆるその筋の人達から 『猫の写真??? 猫が好きなんですね!!! ![]() なんて、、、冷ややかにさげすまされたものです。 「猫をメインモチーフとした写真」を作品として昇華させようという試みは一部のアマチュア作家さんが既に取り組んでいましたが、一般的には極少数派でした。 一般的な「犬猫写真」のイメージは、「かわいく写っている」「紀行写真」としての娯楽的要素が大きいと思います(岩●さんの本業は動物写真家で、皆さんが知っている一面は「お仕事」ですから誤解の無いように) 「猫が好き」という部分と、「写真を撮る」という行為がごっちゃになって、そして一部の商業主義が邪魔をして、もう20年も「犬猫写真」は放置されて来ました。 この空白地帯というか、隙間に「東京湾岸のねこたち」はすっぽりとはまりました。 そして、このたった3年間で、審査のあるメーカーギャラリーでの『猫をメインモチーフとした写真展』が多数開催されています。 ・キヤノンギャラリー:3回(内星野が2回) ・エプサイト:2回 ・オリンパスギャラリー:1回 ・フジフォトサロン:1回 ・コニカミノルタ:1回 ・ニコンサロン:1回 そして、来年既に2回の開催が公表されています。 「猫の写真」が「犬猫写真」と卑下・揶揄された時代は終わったと言い切ります。 いい風が吹いて来ましたね。 「猫」という強烈な存在と言うか個性に依存せず、「写真」として猫を捉え、そしてメーカーギャラリーで写真展を開催したパイオニアである太田威重さんに敬意を表し、書籍のリンクを貼っておきます。「東京 猫もよう」 また、過去の常識に囚われない「猫写真集」の源流である石津 昌嗣さんの「のら道」もとても参考になります。 あわせて、是非ご覧になってみて下さい。 そして、大いに凹んで下さい。 挫折して、凹んで、良い物は良いと認めて、そこが本当のスタートラインです。 道は開かれました。 皆さん、一歩前へ進んで下さい!
by tokyonekogatari
| 2010-12-03 14:14
| 猫の写真展 ご紹介
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